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10人になりながらも粘り強く引き分けに持ち込み、PK戦で守護神・谷晃生が躍動し劇的な勝利(勝ち点2獲得)を収めたため、ファンは興奮と熱狂に包まれた。
数的優位の状況を活かせず、勝ち点3を逃した上にPK戦で敗北。前節の大敗からの流れもあり、監督・選手、そしてファンも大きな落胆と悔しさを感じている。
試合は前半から激しい攻防が繰り広げられた。均衡を破ったのは前半41分、町田ゼルビアのエリキが相馬勇紀からのクロスを右足ボレーで合わせ、鮮やかに先制点を奪った。しかし、後半に入り試合は一変。後半59分に川崎フロンターレのエリソンが同点ゴールを決め、試合は振り出しに戻る。さらに後半78分、先制点のエリキが川崎の丸山祐市への危険なタックルでVAR介入の末、一発退場となり、町田は残り時間を10人で戦う窮地に追い込まれた。
数的不利に陥った町田は、ドレシェヴィッチらを投入し守備を再編。川崎フロンターレの猛攻を粘り強くしのぎ切り、1-1のまま90分を終え、PK戦へと突入した。このPK戦で主役となったのは、町田の守護神・谷晃生だ。谷は川崎の1人目、3人目、4人目のキックを次々とストップする圧巻のパフォーマンスを披露。黒田剛監督も「真ん中のコースだった1本目のPKを晃生の経験の中で止めたことが勢いをつけた」と絶賛した。町田はPKスコア3-1で劇的な勝利を飾り、勝ち点2を獲得した。
前節横浜FMに0-5と大敗を喫していた川崎フロンターレは、この試合で守備の改善を見せたものの、数的優位の状況を活かしきれなかった。長谷部茂利監督は試合後、「失点と得点が1点だった。そしてPK戦で私が選んだメンバーが何人か外した。3つ良くないことが重なってしまった」と悔しさを露わにした。勝ち点1は獲得したものの、PK戦での敗北は、前節からの連敗(PK負けも含む)となり、チームの現状に大きな課題を残す結果となった。
FC町田ゼルビアは、エリキの先制点でリードを奪うも、同点に追いつかれ、さらにエリキの退場により10人での戦いを強いられるという苦境に立たされた。しかし、そこからチーム一丸となって粘り強い守備を見せ、PK戦に持ち込むと、守護神・谷晃生の神がかり的なセーブで勝利を掴み取った。この劇的な展開は、チームの精神的な強さと、どんな状況でも諦めない「町田らしさ」を改めてファンに示したと言えるだろう。勝ち点2を獲得したことで、チームは勢いを維持し、上位争いに食らいつくための大きな自信を得たはずだ。 一方、川崎フロンターレは、前節の0-5大敗からの巻き返しを図るも、またしても勝利を掴めなかった。数的優位という絶好のチャンスを活かせず、PK戦で敗れたことは、チームに重くのしかかる。長谷部監督が「もったいなかった」と語るように、内容面での課題も浮き彫りになった。ファンからは「結果に繋がらない」という厳しい声も聞かれ、チームは“負のスパイラル”から抜け出すためのきっかけを模索している状況だ。
試合の最大の転換点となったのは、後半78分に町田のエリキが危険なプレーで一発退場となった場面だ。先制点を挙げていたエースの退場は、ホームの町田にとって絶望的な状況に見えた。しかし、ここから町田の真骨頂が発揮される。黒田監督は素早い選手交代とシステム変更で守備を再構築。数的不利にもかかわらず、選手たちは集中力を切らさず、川崎の猛攻を耐え凌いだ。この10人での粘り強い戦いが、PK戦での勝利へと繋がる大きな布石となった。
1-1で迎えたPK戦は、まさに守護神・谷晃生のための舞台だった。川崎のキッカーが次々とゴールを狙う中、谷は驚異的な反応で3本のシュートをストップ。特に1本目のPKを読み切って止めたことが、チームに大きな勢いをもたらしたと黒田監督も評価している。谷の圧巻のパフォーマンスは、スタジアムに詰めかけたファンを熱狂の渦に巻き込み、劇的な勝利の立役者となった。彼の活躍なくして、町田の勝ち点2獲得はあり得なかっただろう。
町田ゼルビアは、この劇的な勝利で得た勢いを次戦に繋げたい。特に10人での戦い方や、PK戦での勝負強さは大きな収穫だ。しかし、エリキの退場による次節以降の出場停止は痛手であり、攻撃陣の再構築が急務となる。 一方、川崎フロンターレは、数的優位を活かせなかった反省を活かし、決定力向上と試合運びの改善が喫緊の課題だ。長谷部監督のコメントにもあったように、前節の大敗からの「負のスパイラル」を断ち切るためにも、次戦での勝利は必須となる。チーム全体で課題を克服し、本来の強さを取り戻せるかに注目が集まる。
町田ゼルビア
川崎フロンターレ
| # | チーム | 試 | 得失 | 勝点 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 10 | +11 | 22 | |
| 1 | 9 | +11 | 23 | |
| 2 | 10 | +6 | 20 | |
| 2 | 9 | +2 |
17 |
| 3 | 町田ゼルビア | 10 | -2 | 19 |
| 3 | 名古屋グランパス | 9 | +4 | 16 |
| 4 | 清水エスパルス | 10 | +3 | 16 |
| 4 | 川崎フロンターレ | 9 | -2 | 14 |
| 5 | 京都サンガ | 9 | 0 | 14 |
| 5 | 東京ヴェルディ | 9 | -2 | 13 |
| 6 | V・ファーレン長崎 | 9 | -4 | 12 |
| 6 | 浦和レッズ | 9 | +2 | 11 |
| 7 | サンフレッチェ広島 | 9 | -1 | 11 |
| 7 | 柏レイソル | 9 | +1 | 11 |
| 8 | ファジアーノ岡山 | 9 | -3 | 11 |
| 8 | 水戸ホーリーホック | 9 | -6 | 10 |
| 9 | セレッソ大阪 | 9 | -3 | 11 |
| 9 | 横浜F・マリノス | 9 | -3 | 9 |
| 10 | アビスパ福岡 | 9 | -9 | 8 |
| 10 | ジェフ千葉 | 9 | -5 | 8 |