大迫、劇的AT弾で神戸を首位に導く
2026年3月27日、ノエビアスタジアム神戸で行われた明治安田J1百年構想リーグWEST第5節、ヴィッセル神戸対サンフレッチェ広島の一戦は、まさに劇的な幕切れを迎えた。後半49分に木下康介のゴールで広島が先制するも、神戸は諦めなかった。84分に扇原貴宏がPKを沈めて同点とすると、試合終了間際のアディショナルタイム4分、エース大迫勇也が決勝点を叩き込み、2-1で逆転勝利を飾った。この勝利により、ヴィッセル神戸はWESTグループ首位に浮上している。
物議を醸したPK判定とSNSの熱狂
試合の最大のハイライトは、神戸の同点弾に繋がったPK判定だろう。80分、ペナルティエリア内で神戸DFジエゴが広島GK大内一生と接触し倒れると、主審はPKを宣告。広島の選手たちは猛抗議し、VARチェックも行われたが判定は覆らなかった。この判定はSNS上で「マジでどうなってんだよ。どうやって守るんだよ」とベルギーでプレーするGKポープ・ウィリアムが疑問を呈するなど、大きな論争を巻き起こした。DAZNの解説を務めた播戸竜二氏も「PKじゃないような気がする」と見解を述べており、ファンからは「GKはどうしろと…」「むしろ神戸のファール」といった声が殺到し、判定への不満と試合の白熱ぶりがうかがえた。
守護神のスーパープレーと両チームの明暗
神戸の劇的勝利には、もう一つの見どころがあった。1点ビハインドの後半27分、広島FW加藤陸次樹のヘディングシュートがGK前川黛也を破るも、DF永戸勝也がゴールライン上で間一髪のクリアを見せた。この「ベストセーブ賞確定」「反応と反射神経がエグイ」と称賛されたスーパープレーが、神戸の逆転劇への望みを繋いだ。一方、広島は先制しながらも終盤の失点で逆転負けを喫し、バルトシュ・ガウル監督はPK判定について「正直、言葉がない」と無念さを滲ませた。この結果、神戸はWESTグループ首位(勝点16)に浮上した一方、広島は7位(勝点11)に留まり、明暗が分かれた。
LEXORA HEAT 73が示す注目の高さ
この試合のLEXORA HEATは73を記録。これは、Jリーグが秋春制への移行期間として開催している「明治安田J1百年構想リーグ」という特別な舞台において、劇的な展開、物議を醸したVAR判定、そして首位争いに直結する結果が重なり、非常に高い注目を集めたことを示している。SNSでの活発な議論や、主要メディアがPK判定を大きく報じたことからも、この一戦が単なるリーグ戦の一試合に留まらない、大きな話題性を持っていたことがわかる。サッカーファンのみならず、多くの人々の関心を引きつけた、まさに「HEAT」な試合だったと言えるだろう。